誰?どこ?それって…記憶喪失じゃん…⑬終
2015年11月4日(水)にバイク事故によって起こった
記憶喪失劇!
退院後に沢山の事柄を起こしながらも、記憶喪失から多重人格へと変症した我が父!
そして!
更にもう一つ気づいたことがありました
もしかして…
この症状は…
「てんかん」
これは「てんかん」だ!
ということで、病院でも検査してもらうことに!
すると!
やはり「てんかん」
意識消失や、放浪、怒りっぽさ、全て当てはまってなんだかスッキリ!
外傷性てんかんの為、時と共に治る可能性が高い!
これはかなり嬉しい(#^^#)
早く良くなれーーーー
そして、その後は薬と時と共に段々、1正常な父でいることが増えてきた!
やっと、仕事にも復帰できた!
かなり時間かかったけど…
疲れてきたり、風邪をひくと症状がでてくることもあるけど(-"-)
2016年、2017年とインフルエンザにかかり、また、記憶がなくなったり色々とあったけど!
今はすっかり元気になり、疲れてくると、自分でコントロールできるようにもなってきた様子!
沢山の方にご迷惑とご心配を頂きながら、なんとか通常の生活を送れるようになりました!
本当に感謝しております!
人体はいつどこでどんな風になって変化していくかわからないものですね…
本当に人生色々ありますね(^_-)-☆
どんなことも楽しみながらをモットーに人生を送るjubu-chanでした!
ようやっと落ち着いた記憶喪失劇!
ドラマでもない、映画でもない、本当にあった記憶喪失劇!
今までお読みくださってありがとうございました!!
誰?どこ?それって…記憶喪失じゃん…⑫
2015年11月4日(水)にバイク事故によって起こった
記憶喪失劇!
ついに!
失った記憶を思い出したという父!(^^)!
ただ、全てが一致している様子ではない…
話し方、動き、接し方が事故前の父とは違う。。。
ここからがまた新たな事に私達家族は、頭を悩まされることとなりました(-"-)
1、事故前の正常な父
2、幼稚な父
3、異常に怒る父
4、鬱気味な父
この4人の父が入れ替わるようになった!
1の父だけなら、正常で、事故前と何も変わらない生活がおくれそう(^^♪
なのに…
多重人格?!
2、3、4、の父の時に起きた出来事は1の父は全く記憶がない…
だから、言った言わないとモメる…
これはお互いに本当にストレスがたまるんです"(-""-)"
この多重人格と見極めるまでもとても時間がかかったし、その後も接し方には試行錯誤を繰り返しました!
ある日の出来事、父に会いに行くと、アチコチと怪我をしている!
J「どうした?」
父「なんでかわからないんだけど〇〇の陸橋の下で転んでたみたい」
J「えーー、落ちたの?なんでそんな遠くに行ったの?歩いて行ったの?」
父「歩いてたみたい。落ちたっぽい。帰りは〇〇さん(いつも昼食を食べる友人)に迎えにきてもらって帰ってきた」
これが一回や二回じゃない…
仕事にはまだ復帰できていない為、病院のリハビリ、友人との昼食、家での昼寝を繰り返す生活なのに…
気づいたら、葛飾区にいるとか、日暮里にいるとか、八王子にいるとか。。。
東京の足立区からなぜ?!
そして頻繁に転ぶ?意識消失?する様子
これは、なんの病気?
記憶喪失?
多重人格?
それとも他の病気?
結局その後、何度も病院で相談してもわからないまま…
とにかく、どっか行ってしまう放浪をなんとかしないとならない為、また行動を共にする時間を増やし、他人様にご迷惑をかけないように努めました!
こんな父と昼食を毎日一緒に過ごして監視してくれた父の友人には感謝で頭があがりません…
ありがたいです(泣)
2の幼稚な父になった時は、元保育士の私はお得意です!
これは子供と遊ぶように接していれば問題なし!
お互いこの時間は楽しく笑って過ごせる(笑)
厄介なのが3の異常に怒る父!
家族はもちろん、誰からかまわず怒鳴る…
外食すれば、店員さん
道を通行している人々
駐車を取り締まる警察
テレビの中の人
これをなだめるのは娘の私の役目…
家族全員には怒鳴り散らすが、私には弱い…
私が諭すバージョンや怒るバージョンを見極めながら使いわけると、「だって…」とモゴモゴとなる
そんなに私は怖いのか…
4の鬱気味な父は滅多に出てこない!
私も1度か2度くらいしか会ったことがないがこの4が出てくるとこちらもとても不安になる…
こうして、1から4の人格を一つの体でこなしていく父!
それに合わせて家族も接し方を変えていく!
不思議なのが、1から4では顔が全然別人になるんです(*_*;
今だに2から4の時の写真を見返すと違う顔している!
この先いったいどうなっていくのか?!
元に戻れそうで戻れないまま続く記憶喪失劇!
誰?どこ?それって…記憶喪失じゃん…⑪
2015年11月4日(水)にバイク事故によって起こった
記憶喪失劇!
2015年11月25日
この日もいつも通り、病院でリハビリ!
そして友人のところで昼食を食べ帰宅!
帰宅後はお昼寝して、再放送の「相棒」を見ながら、仕事に行った母の帰りを待つ記憶喪失の父!
これが記憶を失って退院してからの父の日常!
この生活に本人も家族も慣れてきた!
母が帰ってきて、夕飯を食べている時の事でした!(^^)!
ついにその時がやってきました!
父「わーーーーー」
母「どうしたの?何?」
父「わーーーーーわかりました!わかりましたーーーーー」
母「何?何?」
父「全部すっきり思い出しました!わかりますよ!わかります!あー全部わかる!」
きたーーーーーーーーー!!!!!!!!
ついに記憶が戻った!
やったーーーー
ん??
でも話し方戻ってないじゃん…
本当に記憶戻ってるのか?!
色々問いてみると、記憶が戻っている部分もあるようだが、正常に戻った感じではない…
話し方や、動き、接し方は事故前の父とは違う状態…
ここから完全復活するためのスイッチが入るのだろうか??
喜びと不安が半々!
完全復活してくれ!
過去の父よ戻ってきてくれーーー
完全復活まではまだ、時間がかかりそうな記憶喪失劇!
誰?どこ?それって…記憶喪失じゃん…⑩
15年11月4日(水)にバイク事故によって起こった
記憶喪失劇!
ついにこのお話も10話を迎えました!
だいぶ端折ってお話してますが、決して盛っていません!
ぜーんぶ本当に起きた実話です!
そんな記憶喪失劇!
これからもぜひお楽しみください!
ってなわけで、
退院後の日々
退院後、自宅に戻り眠ってしまった私が目覚めると…
「夢だったのか」
とはもちろんならず…
全てが現実だった…
翌日からは、母と、私と、祖母とで分けして監視?!することに!
運動不足を回避するために、散歩をしてもらうことにした!
記憶が戻れば良いな!という第二の目的も備えて('◇')ゞ
近くに大きな公園があり、そこに池がある為お気に入り!
そこにはカモが沢山いて、おじさんがパンくずをあげている!(^^)!
それ見て、なぜだか大興奮して、おじさんのファンになり、おじさんが来る時間を聞いて嬉しそうに何度も会いに(エサやりを見に)行きました!
奇妙なのが、本当に話し方が父ではない感じ…
ふざけているような…
近くの大きな病院で、整形外科や、脳外科、神経内科、精神科、と診察を繰り返し、脳などには異常が見当たらないという結果を、元の病院からの診断書を読みながら告げられた…
これ、この病院に来た意味ないな…
とりあえず、脳に異常がないということで、整形外科と精神科は引き続きかかることになりました!
治るという言葉をもらえずにモヤモヤは続くが、毎日リハビリに通うという日課が一つ出来て、生活にハリができた様子
そのリハビリの帰りに、お見舞いにも来てくれた昔からの友人の会社で昼食をとるようになったのも、日々を楽しめるようになった一とつの日課!
お友達には本当に感謝(#^^#)
ただ、この友人の会社で沢山の友人と会うが記憶が戻っていない為、辛いらしく、あまり外に出たがらなくなってしまったよう*1
鬱方向へむかいつつある
早く記憶よ戻ってくれーーーーー
そろそろ光が見えるかも?!記憶喪失劇!
*1:+_+
誰?どこ?それって…記憶喪失じゃん⑨
2015年11月4日(水)にバイク事故によって起こった
記憶喪失劇!
2015年11月10日(火)
ついに家に帰ってくることが出来た記憶喪失の父!
まずは祖母の家の門をあけ、庭を通り勝手口から、入っていくが…
父「違いますね…変ですよ」
まだ混乱している様子!
ただ、何も言わずに、いつも座る定位置に着席!
そういう所は記憶として残っているのだろうか??
ここで一通り話をしたところで、
父「向こうの家にも行ってみましょう!」
ということで自宅に帰ることに!
庭に出たところで、こっそり祖母に小声で一言
父「あそこに入ったら楽しそうですね!!入っちゃいましょうか?」
祖母の家は庭に少々大きめな池があり、鯉が泳いでいるのです!
↑これだけ聞くと大豪邸のように思いますが、そんなことはなく築50年以上の古い家なんです!
その池に入ったら楽しそうと言っている…
後ろ振り返ったらいない!
あれ?
嘘?
あっという間に、バシャバシャと池の中に足を入れて歩いている………"(-""-)"
わぁお!!
なんとか、池の淵から、手が届くところで、父の服をつかむことが出来た!
引っ張りあげると一言!
父「寒いですね!」
当たり前じゃん!
あほぉーー
何度も言うが、魚じゃないよ……
そのまま、お風呂へ直行!
これは記憶喪失とかじゃなくて、何か脳に影響があって障害が起きてるのではないだろうか…
病院の女性ドクターへ電話!
D「毎回お話するように、異常はありません。」
J「靴のまま池に入っていくのは異常じゃないですか?」
D「とにかく何か異常があっての行動ではないので、病院は何もできません。私たちにできることはないです。」
J「こんな異常行動とっていて命に関わらないと言い切れますか?もう診てもらえないということですか?」
D「来ていただいても出来ることはありません。」
どうしてだ…
どう考えても異常じゃん…
ダメだ!
もうここには助けを求めるのは無駄だ!
無駄なことはやめよう!
とにかく、時が経って、色々思い出してくれることを願うしかない!
お風呂からあがって、疲れ切って寝ている父を母に委ね、一先ず退散することにした!
ネットで色々探しても、探しても、同じような方がみつからない…
記憶喪失になっても、数日で戻る方や、一定の時間だけぽっかり記憶が抜けてしまっている方はいるが、記憶喪失+異常行動とっているというのが、見つからない…
ネットに疲れ、私もいつの間にか眠りについてしまった。。。
このまま、目覚めたらすべて夢であってくれ*1
まだまだ続く記憶喪失劇!
*1:+_+
誰?どこ?それって…記憶喪失じゃん⑧
2015年11月4日(水)にバイク事故によって起こった
記憶喪失劇!
2015年11月10日㈫
この日は家族が納得しないまま、決められてしまった退院日。。。
この状態で退院して、いったいどんな生活が送れるんだろうか?!
その事についても、散々先生と話しあった(いや、モメた)が病院側から追い出される形となった…
退院手続きに私が行くと、今度はそこでもおおモメになり、退院するまでに、手続きだけで3時間もかかってしまいました…
私はモヤモヤのイライラしながら、既に疲れながらも、車を運転!
父は前のめりになりながら、外界を楽しんでいる!
記憶がないはずなのに、道路はわかるらしい。
父「そこを曲がると〇〇があります」
ってな感じで、地理は記憶にあるのかな?!
とてもテンション高く饒舌に得意気に話続ける父!
しかし、日暮里舎人ライナーが上に登場した途端!
急に黙ってしまったのです。
話しかけても、返事なし。。。
あれ??
どした?
父「おかしいです。これは見たことがありません。変です。」
J「日暮里・舎人ライナーじゃん。」
父「ここには〇〇がありました。あそこは〇〇がありました。こんなの見たことありません。」
おいおい…今度はなんだ?どうゆうことだ?
父「わかりません。違います。うぅぅ」
自分の知っている光景と違う風景に、パニックになり、強い頭痛をうったえて唸る父…
そのまま自宅のほうまで向かっていくと、父が言っている光景について祖母が気付いた!
婆「それは、あなたが子供の時に潰れた、お店!」
わぁお!
パニックになっている父をなだめながら自宅に到着!
J「あなたの自宅ですよ!」
父「違います!ここからここまでが水色の柵で出来た門でした。」
婆「あなたが高校生くらいの時にリフォームして変えたじゃないの。」
父「ここに犬がいました。」
婆「いつの話しているの?」
もはや記憶喪失じゃないのか?
記憶は戻っているけど、タイムスリップしているのか?
父はわからないと、再度パニックになりながら、頭を押さえながらまた、泣き始めてしまった。。。
そう言えば!!
私!気づいてしまった!
なんか話し方がいまいち父っぽくなかったんだけど、小学生くらいの話し方しているんだ!
やっぱりタイムスリップかも!
え!んなわけあるか(笑)
父よ!超高速で大人に育ってくれ!
あっ子供に戻ってるわけじゃないのか(笑)
んー難しすぎる!
父「ここの裏は、〇〇でした。」
婆「40年前の話でしょ…」
まだやってる…
J「家に入ろうよ」
父「ここは私の家ではないですが、お邪魔してもいいんですか?」
J「こっちがあなたの今の家。こっちがあなたの育った家」
父「よくわかりませんが、こっちから入ってみましょうか!」
我が家は祖母の家の隣のマンションの一階!
なので、祖母の家とは窓一枚で繋がっているような、お隣さん。
ひとまず、祖母の家に入って一休憩することになりました。
記憶喪失…?
タイムスリップ?
んーどちらにしても今後の不安しかない…
早く帰ってきてくれ、正常な父よ!
まだまだ続く記憶喪失劇
誰?どこ?それって…記憶喪失じゃん⑦
2015年11月4日(水)にバイク事故によって起こった
記憶喪失劇!
2015年11月9日(月)
この日は頭痛がだいぶ落ち着いてきた様子。
考え事をすると頭を押さえながら、痛みに堪える場面もあるが(これはドラマっぽい)
食事もよく食べ、脳を覚醒する点滴も外されました!
ついに!その時がきました!!!
館山でダイビングしてる会社の社長さんご夫妻と、同僚、お客さんがお見舞いに来てくださいました。
1階のイートイン的なスペースで、いらっしゃるのを家族と父と待っていました。
ガラス超しでお見舞いの方が通りすぎるのが見えると、食い入るように見て、頭を押さえながら呻きました(-"-)
大丈夫か?
面会控えてもらったほうがいいかな?と思っていると、院内に入ってらっしゃって、4名が父のほうに歩みよってきました!
家族が挨拶を済ませると…
父が顔あげ…
父「わかります。あなたがわかります。〇〇さん」
と言って
声を出して泣き始めました!
J「わかるの?わかるの?記憶が戻った!よかったね、よかったね」
と一緒に涙を流しました。
しかし。。。
記憶が戻ったわけではなく、4名のうちの1名社長さんの顔と名前がわかるだけ。
会社の社長であることや、何をしている人なのかはわからない。
ただ、、、
父「この人は、いい人なんです~」
と(笑)
そっか…
これは…
喜んでいいんだよね…
わからん…
どれだけの良いことをしてもらったらこうゆう風になるのだ?!
とにかくひとしきり話をして、4名がお帰りになられました。
遠くから非常に感謝です。
その夜!
家族の名前と顔が一致!
しかし、記憶が戻った感じじゃない!
敬語だし、顔つきや、話し方が父ではない…
単純に、私達が伝え続けてきたことが理解できただけだろうか?!
んーでも一歩一歩前進しているような気もしなくもない!!
前向きに行くことにしよう!
そして、この日家族が納得できないまま、退院が明日に決められてしまいました。。。
この状況で帰ってきて大丈夫なわけ?
脳に異常…あるよね?
この状況で記憶が喪失している状況で…
異常なしって…
退院に不安しかない…
嬉しくない…
喜べない…
まだまだ続く記憶喪失劇